スズメバチ駆除の代表的な事例をご紹介しますと
コガタスズメバチ 6月
越冬と営巣に成功した新女王蜂の最初に生んだ卵が、孵化する時期です。
巣はまだ小振りで、数も少なく数匹です。
コガタスズメバチ 7月
6月の巣と比べると、巣盤が大きいことが分かります。
巣の大きさとハチの数は比例し、写真の巣穴の数を見ると20匹程度の働きバチが生まれています。
コガタスズメバチ 8月
8月は多くのサナギが孵化する時期で、成虫が急増します。
葉に取り囲まれた巣は同景化し、存在に気付かず刺されるケースが多くあります。
コガタスズメバチ 9月
高さ7m程の樹木に営巣された事例です。
他のスズメバチと比べ小所帯ですが、最盛期の巣は30cm・200匹のハチがいます。9月中旬から10月に新女王バチが孵化し始め、働きバチの防衛本能が高まり攻撃性がピークとなります。
オオスズメバチ
樹木根元に営巣された事例です。
巣内のハチを殺虫後に残効性薬剤を注入し巣を壊滅し、出入口をモルタルで封鎖しました。
オオスズメバチの巣が奥深くにあり撤去が難しい場合は出入口を封鎖します。夕方の駆除は視界が悪いため、作業翌日に現場に伺い出入口が完全に封鎖されていることを確認します。
キイロスズメバチ
エアコン壁穴から壁内に侵入され、営巣された事例です。
火気・健康面から、水性で蒸気圧の低い室内用殺虫剤を使用します。小さな巣でしたら駆除後に巣を壁内に残しますが、撤去をご希望されましたので壁を開け巣を撤去しました。
キイロスズメバチは高低所・開閉所の至る所に営巣します。攻撃性は最も高く、死亡事故に繋がる件数はオオスズメバチよりも多いと言われています。
モンスズメバチ
倉庫の通気口から侵入し営巣された事例です。外皮が作られていますので、キイロスズメバチかモンスズメバチが営巣していると判断されます。モンスズメバチも至る所に営巣しますが閉所空間に作る傾向があり、巣の下部には外皮が無く巣盤がむき出しです。キイロスズメバチほどではありませんが、攻撃性が高い種類です。他のスズメバチと異なり、夜間にも活動をします。個体の特徴として、腹部のシマ模様が直線状ではなくギザの紋があります。