両毛防疫では、ムカデをはじめ、ヤスデ・カマドウマ・ゲジなど徘徊性昆虫の駆除をお承りしています。

【ムカデの生態】
接触すると毒牙で積極的に咬み、激痛を伴います。
毒の成分はスズメバチに類似し、アナフィラキシーショックを発症するケースもあります。
活動時期は4月~11月で、5~7月の産卵期が最も活発となります。
成体での寿命は7年と、虫の中では非常に長寿命です。

【ヤスデの生態】

雨上がりの日に水から逃れる為に家の壁やブロック塀に大量発生します。
毒はありませんが、刺激を与えると悪臭を発します。
4月~10月に活動し、8~10月に産卵期をむかえ、幼虫の状態で越冬します。

【カマドウマの生態】
暗く湿気の場所を好み、落葉の中・朽木などに群れで棲息し、建屋の床下にも群れが発生します。
雑食性で小昆虫や動物の死骸、腐った果実や落葉を餌とします。
4月~11月に活動し、主に6月と9月が産卵期となり、越冬は卵・幼虫・成虫の3形態で可能です。
成体での寿命は2年で、虫の中では寿命が長めです。

生活圏の徘徊性昆虫

ムカデやヤスデ、カマドウマは主に夜行性で、昼間は草むらの土の中、落葉の中や石垣の隙間、プランターや廃材の下などにいます。
これら歩行性の昆虫は、外壁・床下から壁の中等の隙間を通って屋内に侵入しますので、以下➀~③の対策が有効な手段です。

➀ 棲息しにくい環境にする
②外周を定期的に薬剤でバリア
③ 侵入経路の隙間をブロック

市販の殺虫剤を試しても効果が出ない、対処が難しい場合は、ご連絡頂ければと存じます。

駆除内容

お住いの環境に応じまして、効果が得られる駆除方式をご提案いたします。

1. 建屋の外周処理

  • 残効性薬液と粒剤を建物外周に散布しておくことで建物への侵入を防止します
  • 主に活動期を中心に、定期的な散布が効果的です
薬液を外周に散布処理
使用粒剤の例
粒剤を外周散布

※使用粒剤:クリーンショットB(有効成分:カーバメート系)

  • ムカデやヤスデ、ゲジ、ワラジムシなどの駆除に卓効を示します。
  • また、クロアリやカマドウマ、ハサミムシなどの昆虫にも優れた効果を示します。
  • 害虫に対して速効的に作用するため、通り道へ散布することにより害虫を駆除します。
  • 粉が飛散しにくい微粒剤ですので、安全性の面からも散布しやすい剤型です。

2. 床下の土壌処理

  • ムカデは、ゴキブリ・クモ・コオロギ等を捕食しますので、床下から複数匹が侵入している場合は、これらと共に群生されている可能性があります
  • 床下の土壌全面に専用の残効性薬剤を散布処理することで、ムカデだけでなく上記の虫類も同時に駆除されます
床下の瓦礫の下に営巣
使用薬液の例
床下の土壌面に薬液散布

※使用薬液:オプティガードZT(有効成分:チアメトキサム)

  • 優れた防蟻効果を持つネオニコチノイド系の《チアメトキサム》を主成分とした土壌処理剤です。
  • 忌避性が低く残効性にも優れているため、ムカデやヤスデ、カマドウマ、クロアリ、シロアリ等の駆除に効果を発揮します。
  • 水性の懸濁物質で、シックハウス原因物質は含まず、低臭で匂いは殆どありません

3. 発生源の殺虫薬剤の散布処理

  • 繁殖防止のため、お庭を含めた発生場所に残効性の殺虫薬剤を散布します
  • 薬剤の種類は、食用野菜・果実の有無と周辺環境に応じて選定いたします
草むらの土の中
コンクリートの隙間
落葉の中

料金

建物、床下面積~20坪~30坪~40坪
1. 外周処理~14,000円~17,000円~20,000円
2. 床下土壌処理~55,000円~72,000円~89,000円
3. 発生源の処理現地を調査した後、施工箇所に応じてお見積り致します

※表示価格は税込です

外周処理

  • 効果の持続性は使用環境によりますが、目安は1ヶ月です

床下土壌処理

  • シロアリに対しても一定の予防効果は見込めますが、床下土壌面のみの部分的な施工となりますので、シロアリ防除を主体にご検討の方は、『シロアリ予防・駆除のページ』をご参照頂ければと存じます